支援活用事例
日本の健康食「納豆」を海外の食卓へ
事業者名
有限会社村田商店
事業内容
納豆及び納豆加工食品の製造・販売
事業者データ
- 代表者/村田 滋
- 所在地/長野市若里1-4-8
- 従業員数/16名
- 連絡先/026-226-6771
- URL/https://muratashoten.com/
活用した補助金・支援制度等
県産品商談会、海外バイヤー商談会、おいしい信州ふーど発掘商談会
企業の現状及び支援の経緯
㈲村田商店は、昭和26年創業の納豆メーカーです。代表製品の「道祖神納豆」は平成25年に全国納豆鑑評会にて最優秀賞(農林水産大臣賞)を受賞しました。安定した品質へのこだわりから、原料大豆は長野県内各地の農家との契約栽培等により調達しています。大豆の絶妙な食感や味わいが特徴の納豆です。
同社の販売先は長野県内が主でした。首都圏等にも販路拡大を図りたいと考えていたところ、平成29年8月、長野県中小企業振興センター(現:長野県産業振興機構)が都内で開催した「おいしい信州ふーど発掘商談会」に参加していただいたことをきっかけに、当機構の各種事業での支援が始まりました。
実施した支援内容
同社は首都圏の他に、海外のお客さまにも本物の納豆を味わって欲しいとの思いを持っていたため、海外展開の第一歩として、当機構が主催する台湾と米国の高級日本食スーパーマーケットとの商談会への参加支援をしました。
慣れないオンライン商談会への参加であり、どう商談をすれば良いか不安に感じていたため、当機構より画面の見え方、画面共有の仕方、PR動画の作成について助言、入念な準備の結果、順調に商談を進め成約につなげることができました。
米国のスーパーから大量の注文が入った際には、出荷前に冷凍保管できる倉庫について当機構に相談があり、取引のある物流会社の冷凍庫を使うことをアドバイスした結果、大量の注文にこたえることができました。
支援の結果及び今後の展開等
台湾のスーパーからは定期的にリピート注文が入るようになり一定のファンを獲得できました。米国のスーパーでも売れ行きが好調だったため、輸出商社から他のスーパー向けの注文も入り、米国での販路が大きく広がりました。
海外に販路を得ましたが、依然として県内での取引が大半であるため、海外市場向けの他にも販路を拡大し、販売先の多チャンネル化を図っていきます。
担当部署
公益財団法人長野県産業振興機構 マーケティング支援部
〒380-8570 長野市南長野幅下692-2(長野県庁5階 長野県営業本部)
[TEL] 026-235-7246 [FAX] 026-235-7387
[Email] hanro [at] nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください
支援を受けて
私どものように小規模で長野エリア中心のメーカーにとって首都圏や海外の販路を開拓することは容易ではありません。そのような中で長野県産業振興機構様のコーディネートによるマッチングの機会をいただき、今まで未知だった流通への供給が可能になりました。遠く離れた地からのオファーは社内のモチベーションアップにもつながります。
取締役 村田滋 氏
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