公益財団法人長野県産業振興機構

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「ながの産業支援ネット」スキルアップセミナーを開催

活用した補助金・支援制度等

ながの産業支援ネット推進事業

企業の現状及び支援の経緯

「ながの産業支援ネット」は、平成17年に発足し、産業支援機関や大学、商工会議所・商工会、金融機関など、66機関で構成し、県内支援機関相互の連携強化に取り組んでいます。
中小企業からの各種相談や支援要請に対し、効率的・効果的な支援を行えるよう支援にあたる職員の資質の向上が課題となっていますが、機構の合併を機に、「ながの産業支援ネット」として、職員・コーディネーターのスキルアップに取り組んでいくことになりました。
現在、「DX」が注目のトレンドとなっていますが、支援機関の皆様から「ITやDX」における支援の在り方に関して要望が根強かったことから、今回は「DX推進」をテーマにスキルアップセミナーを開催しました。

実施した支援内容

「IoT」、「ビッグデータ」、「人工知能」を始めとしたデータ利活用に関連した技術革新は、「第4次産業革命」と呼ばれ、現在、「第3次産業革命」(自働化・省人化)からの過渡期に立っています。今後は、社会の制度基盤もデジタル化を前提に整備されることから、産業支援機関に求められる役割は大きいものとなります。
そのような中、今回、産業支援担当者の皆様から「ITとDXの違いがよく分からない」、「どうやってDXの支援をすれば良いか分からない・・・。」といった多数の要望をいただきました。そこで、これらの問題を解決するため、全国各地で「DX」や「経営戦略」などをおもしろく、分かりやすく話す、「講演(漫談)家」の吉村正裕氏に「DX推進のポイント」をテーマにお話しいただきました。

【吉村 正裕氏の講演】

支援の結果及び今後の展開等

アンケート回答者全員から「大変参考になった」・「参考になった」との回答をいただきました。
また、参加者からは、DXとは「企業文化さえも変えるような事業のイノベーションを起こす際にデジタル技術を活用すること」と説明があったが、単なるデジタル化をDXと誤認しており、その誤認がなぜDXの失敗を招くのか理解することができた。本質的な経営支援、経営革新支援に役立てていきたい」などの感想をいただいています。
今後も、企業経営における課題解決への支援を効果的に行うことができるように産業支援機関のレベル向上を目的としたセミナーを開催する予定です。

【セミナー参加者数(会場:36名、オンライン:116名)】

担当部署

公益財団法人長野県産業振興機構 企画連携部

〒380-0928 長野市若里1-18-1(長野県工業技術総合センター3階)
[TEL] 026-227-5803 [FAX] 026-226-8838
[Email] renkei [at] nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください

支援を受けて

◆参加者の声

・講師とプレゼンの熱量に思わず圧倒されましたが・・・大変わかりやすく、面白かったです。DXについて知識のある内容も多かったが、説明の仕方で、こんなにも心に落ち納得できるのだと、勉強になりました。

・企業におけるDXを用いた業務改革プロセスやイノベーションの本質的な必要性を理解することができました。関連する用語を分かりやすく説明いただき助かりました。今後の企業支援において大変参考になり、活用したいと思います。

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