支援活用事例
予測不可能な時代に「ビジネスチャンス」を探せ
活用した補助金・支援制度等
支援機関の連携によるイノベーション創出事業(価値づくり力パワーアップ講座)
企業の現状及び支援の経緯
予測不可能な時代で「ビジネスチャンス」や「解決すべき課題」を探すには従来のマーケット調査等の仮説検証型の手法では対応が難しくなっており、
アップルやトヨタ、SONY、任天堂などで成果を出し、経済産業省がDX推進に欠かせない要素の1つとして上げている新たな手法として次のような効果をもたらす「デザイン思考」が注目されています。
- ユーザーの共感を得られるプロダクト、ビジネスを生み出す
- コミュニケーションを活性化させ組織体制を強化する
そこで、導入した企業の70%以上が売上、利益率の増加に手ごたえを感じている反面、導入企業は15%程度にとどまっている「デザイン思考」を中小企業の皆様にも身につけていただくためにワークショップを開催しました。
受講者はこのような方々を対象としました。
- 経営者の方、事業方針の決定に関わる方
- 企画や新規事業の発送のヒントを得たい
- 斬新なアイデアを作り出す方法を求めている
- 課題発見のプロセスを学びたいと考えている
※「デザイン思考」とは、イノベーションや変化対応力アップのための方法論です。
ユーザーの行動や社会の様子を深く理解して、未来や事業のビジョンを論理と直観を繋ぎ、創造するプロセスを通じて、新しい価値を世の中に提供します。
実施した支援内容
中小企業の経営者や新規事業を考える方々を対象に半日×4回のワークショップを開催いたしました。
デザイン思考上級ファシリテータ―の先生をお迎えしてデザイン思考の5つのプロセスをグループ討議や発表を軸に実際に体験してみることでデザイン思考が身につく講座を行いました。
- 共感 ユーザーの共感を得て本当に求めている物を見つける
- 定義 共感からユーザーにニーズを定義する
- 概念化 ニーズに対する解決策を数多く出す
- 試作 解決策をとりあえず形にすることで新たな視点を得る
- テスト 試作品に対するユーザーテストを繰り返しブラッシュアップを図る
支援の結果及び今後の展開等
7社9名の方が受講されました。
業務多忙な中、ホームワークもあり大変だったと思いますが有意義な内容と実践の講座だったため途中脱落される方もなく全員最後まで受講されました。
受講された方からは
- 実践の価値がある
- 早速活用していく
- どのような場面でも活用できる
等の評価をいただきました。
今後も「デザイン思考」を広く知っていただくための講演会を開催するとともに、実際に活用するための実践講座を開催していく予定です。
担当部署
公益財団法人長野県産業振興機構 松本センター
〒390-0852 松本市島立1020(松本合同庁舎2階)
[TEL] 0263-40-1780 [FAX]0263-47-3380
[Email] nice-matsumoto [at] nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください
支援を受けて
◆参加者の声
・早い段階で、アイデア出し、プロト作成、プロトも簡易的なもので視覚化するのが印象的です。
・人中心でモノづくりを行う大切さを再認識でき、問題の深堀、インサイトの発見といった、できていないところがわかりました。
・事例を交えながらの説明で、わかりやすかったです。
・私どもの業界は現在100年に一度の大変革期といわれ、先が見えない状況のなか業態変容を模索している時でしたので、活用させていただきます。
私たちにご相談ください