㈱ワクワクカンパニーは、平成19年に設立しました。
「一度作ったデザインを二度と使わない」のポリシーで、結婚式をより楽しく、より感動的　　にするためのオリジナルグッズデザインの制作を行うブライダル事業を開始しました。
平成24年には、「フランス料理を学んだ経験を活かし、父親が丹精込めて育てたリンゴを、最高のジャムにする」という発想・ストーリーで「ソレイユ」ブランドを立ち上げました。
発足当初は、ＪＡの加工施設を借りる形でスタートしました。商品開発は、寒暖差・日照時間の豊富な蜜ののったリンゴを100％リンゴジュースで炊き上げ、バニラビーンズや赤ワイン、ラムレーズンなど厳選した食材とのマリアージュが素晴らしい、とびきりの味わいのコンフィチュールを開発しました。（４アイテム）
しかし、令和2年からコロナ禍でブライダル事業に陰りが出てきました。また、自社工場をつくる計画もあり、販売基盤の確立が必要であったことも重なり、「ジャム部門をしっかりとした２本目の柱にしたい」との販路開拓の相談が当機構にありました。

当機構で募集する各種商談会を活用していただき、販路拡大の支援を行いました。
①長野県産品商談会（6、1月）②三井食品フードショー（7月）③おいしい信州ふーど発掘商談会in東京（10月）④スーパーマーケットトレードショー（2月）
商談会等に出展するにあたり、高質な売場で扱って欲しいとの思いで商品作りをした上に、ジャム部門は競争が激しいので、他の商品との違いの説明等を心掛けていただくよう、商談会のポイントやテクニックをアドバイスしました。
また、当機構の重点支援事業にも参加していただきました。当事業は、全国スーパーマーケット協会の「FOOD トレード“アシスト”パッケージ」を活用して、地域産品に興味のある首都圏のバイヤーに商品を売り込んだり、評価を受けることができる事業です。事業推進には、書類審査・Ｗｅｂ面談、商談代行といった制約された条件下で、商品に込めた想い、他社との違いをどのようにバイヤーに伝えるかという点を工夫していただくよう提案しました。

商談会出展により県内大手スーパー、県外大手通販事業者など取引先の拡大を実現しました。
さらに、商談会への積極出展、重点支援事業により、大手流通商社などと新規取引を開始しました。
現在は、商談継続中企業を合わせ６社程度と商談進行中です。
今後は、重点支援事業などから指摘のあった以下の事項の商品改善と販売先の明確化を図ります。
①商品デザインの追加、商品レシピの変更による商品特徴の強調
②商品特徴を鮮明にし、高質スーパー、セレクトショップ、ギフトショップなどをターゲットとした販路拡大
さらに、自社工場の稼働により、ＯＥＭ生産の積極対応を行います。
①地元農家との商品開発で、地元貢献への取組
②高質スーパーなどのニーズに答えたＰＢ（プライベートブランド）商品開発の取組