支援活用事例
学生のアイデア満載「はやしや・長野大学新製品開発プロジェクト」
事業者名
株式会社はやしや
事業内容
調理食品の企画開発と製造、セブンプレミアム惣菜を代表とするOEMの調理食品製造
事業者データ
- 代表者/松田 好功
- 所在地/松本市和田南西原4010-28
- 従業員数/1,582名
- 連絡先/0263-48-0255
- URL/http://www.d-hayashiya.co.jp/
活用した補助金・支援制度等
支援機関の連携によるイノベーション創出事業(アルプス広域コーディネーター連絡会議)
企業の現状及び支援の経緯
当機構では長野大学企業情報学部の森教授の企業イノベーションプロジェクトに賛同し、新製品や新規事業に意欲的に取り組まれようとしている企業を紹介してきました。このプロジェクトは、学生が企業の取組に共同参画し、新しいコンセプトや商品開発をすることにより、双方に有益な体験と情報をもたらす産学連携事業です。2022年にアルプス広域コーディネーター連絡会議のメンバーである松本ものづくり産業支援センターから、新たな商品開発に取り組もうとしていると同社の課題をお聞きしました。そこで、長野大学の森ゼミの活動を紹介したところ、双方のニーズが合致して令和5年度にプロジェクトとしてスタートすることになりました。当機構の保有する学のシーズ情報と松本ものづくり産業支援センターが保有する企業ニーズを結び付け、連携することにより実現した支援となりました。
実施した支援内容
年初に両者の懇談会が開かれ、同社から「企業ブランディングに繋がるようなECで販売する商品のアイデアと顧客への伝え方を考えてほしい。”製品を通じて顧客を笑顔に”を実現してほしい」とのテーマ説明がなされました。これを受け、森ゼミでは6チームで「ありたい姿、コンセプト、ターゲット、商品案」を検討し、同社との個別ミーティングや中間発表会を実施する中で提案のブラッシュアップを図りました。最終発表会では、斬新な提案が多数披露され、企業側もそれぞれの発表に対して真摯なコメントを返し、充実した報告会となりました。当機構ではプロジェクトの立ち上げを支援し、懇談会や発表会に参加しながら、活動を支援しました。
支援の結果及び今後の展開等
同社はゼミ生からのアイデア提案を受け、現在、新商品の開発に取り組んでいます。また、長野大学森ゼミとの継続プロジェクトを2年次にわたり、展開しています。さらに、当機構主催の「産学官連携交流会」において、同社の飯村会長より本プロジェクトの取組事例のご講演をいただきました。参加された企業の皆様にとっては、産学連携の良い参考事例となり、会場の展示ブースでの商品展示を行い、来場者に商品アピールができました。
担当部署
公益財団法人長野県産業振興機構 松本センター
〒390-0852 長野市松本市島立1020(長野県松本合同庁舎2階)
[TEL] 023-40-1780 [FAX] 026-47-3380
[Email] nice-matsumoto [at] nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください
支援を受けて
弊社は、今回のようなニーズやコンセプトから入る商品開発の取り組みは初めてでした。学生の皆さんも、最初は抽象的な課題に戸惑っておられるようでしたが、発表会とフィードバック及び弊社開発社員との個別のやりとりを重ねる中で、固定概念にとらわれない斬新なアイデアがいくつも生まれ、大変実りの多い取り組みであったと思います。
取締役会長 飯村 和生 氏
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