支援活用事例
ゼロカーボンをメインテーマに 善バレミニ学会を開催
活用した補助金・支援制度等
地域センター事業
企業の現状及び支援の経緯
善バレミニ学会は、産業イノベーションを創出するため、平成13年に発足し、長野高専のアクティビティ紹介をはじめ、県内外の大学及び地域企業等からの研究事例、事業紹介などの研究成果報告会を開催し、相互の交流を促進する場の形成を提供しています。
その中で長野センターでは、長野高専地域共同テクノセンターとの協力関係を密にし、善バレミニ学会の企画段階から参画し、テーマの協議や、講師選定などを推進しています。
今回は、近年、注目度の高い「ゼロカーボン」をメインテーマに、講演会を開催しました。
また、企業に講演を依頼する中で、脱炭素に配慮した新技術、新製品の開発に意欲のある地域企業に対し、「ゼロカーボン」関連の補助金を紹介しました。
実施した支援内容
【講演内容の概要】
「ゼロカーボン」をメインテーマとして、信州大学から、研究事例2件、地域企業から事業紹介4件、筑波大学による特別講演を開催しました。その概要は、次のとおりです。
・太陽光電池の基礎研究事例と、導入によるCO2削減効果の紹介
・未利用熱(下水熱、地中熱)の活用事例
・水素ステーションの水素冷却器チラーの事業紹介
・自動車電動化などのパワー半導体に関する最新動向
【紹介した補助金の内容】
・補助金の名称:「令和5年度成長産業支援補助金(ゼロカーボン分野)」
・支援内容:申請書の作成支援、ブラッシュアップ
支援の結果及び今後の展開等
【講演会について】
講演会は、「ゼロカーボン」に関して多岐にわたる内容となり、参加者から大変参考になった、社内で教育用に録画を視聴したいなど、好意的なコメントが得られました。
今後、この要望に応えるべく、講演論文集や、講演会の録画視聴などの情報提供を充実してまいりたいと考えています。
・参加者:55名
・講演論文集の作成と展開
【採択された補助金について】
パワー半導体の製品開発に適時な補助金が採択できました。今後は、事業の進捗に対して、必要に応じた支援を展開してまいります。
・採択者:アピックヤマダ株式会社
・開発テーマ名:「廃棄樹脂を極限まで削減した半導体樹脂封止プロセスの開発」
・事業名:ゼロカーボン事業化支援補助金(長野県産業振興機構)
担当部署
公益財団法人長野県産業振興機構 長野センター
〒380-0928 長野市若里1-18-1(長野県工業技術総合センター3階)
[TEL] 026-225-6650 [FAX] 026-225-6711
[Email] nice-nagano [at] nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください
支援を受けて
この度、善光寺バレーミニ学会での講演の場を与えて頂き感謝申し上げます。
自動車の電動化の流れは世界的な潮流であり、モーター等の電源制御に使用される
SiC・GaNパワー半導体の拡大はゼロカーボンはじめとした脱炭素化と新たな
ビジネス創出の機会と位置づけております。
今回の参画を通して弊社の保有する樹脂封止技術と新たな開発製品が持続可能な
社会環境整備に貢献できればと思います。
アピックヤマダ株式会社 金型技術部 部長 斉藤 高志 氏
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