支援活用事例
老舗の酒屋によるイメージチェンジで認知度アップ
事業者名
善光寺屋酒店
事業内容
小売業:酒屋
事業者データ
- 代表者/仁科 通
- 所在地/中野市中央2丁目4-10
- 従業員数/2名
- 連絡先/0269-22-2211
- URL/https://furusatonosake.com/
活用した補助金・支援制度等
よろず支援拠点事業
企業の現状及び支援の経緯
酒類の専門店として、県内外の清酒、本格焼酎、ワイン等を取り扱っています。ネット販売を始めたことにより、県外からのリピート客も増えましたが、今でも地元密着の酒店として親しまれています。
近年は市街地の空洞化に加え、大手スーパーやコンビニの台頭により苦戦を強いられています。そこで店舗をイメージチェンジすることを計画し、数年かけて店舗設備の投資を行ってきました。歴史を感じさせる古い建物を改装しつつ、冷蔵庫やワインセラーなどを取り入れることで、機能的で雰囲気の良い店舗に生まれ変わりました。特に、昔ながらの看板はノスタルジックなイメージもあり、中野の街の雰囲気とも良く合っています。そして更なるイメージアップを図るべく、新たな「善光寺屋酒店」のロゴ・マークの制作を考えました。現在、ロゴタイプやシンボルマークは統一されておらず、バラバラな印象があります。店のコンセプトを視覚的に表現し、さらに雰囲気にもあった統一のロゴ・マークのデザインが必要ですが、まずは店のこだわりや独自性などを再度整理することが重要でした。
実施した支援内容
店の歴史や現在の状況などをお聞きした上で、ブランディングに必要な情報整理や今後のビジョンについて考えていただきました。ロゴタイプについては、店舗の看板に使われているレトロな書体がイメージに合うので、それを統一使用することを提案しました。また、相談者の接客方針から「良い酒を伝えたい」という気持ちが強く感じられ、すでにチラシ広告などにも使われていた「お伝えしたいお酒があります」をブランドコピーとして統一使用することを勧めました。シンボルマークはかつて使用していた「◯に仁」をリデザインできないか検討しました。最終的には「伝」にも見える「仁」をビジュアル化し、店舗のイメージや長期的なブランディングを考えたデザインを検討しました。
支援の結果及び今後の展開等
改めて店の方針や理想を見つめ直すことによって、ブランドコンセプトを整理することができました。店舗の雰囲気にも合わせ、ブランドコンセプトを表現したデザインになったと思われます。シンボルマークやロゴタイプは、統一して看板や広告などに使用することによってブランドの構築やイメージアップに繋がります。今後は更にVIマニュアル※などもしっかり整理して、統一的・継続的に使用することが望まれます。
※VIマニュアルとは、ビジュアルアイデンティティ(Visual Identity)の略でロゴや商標、企業カラーなど統一された視覚的要素の仕様規定
担当部署
公益財団法人長野県産業振興機構 長野県よろず支援拠点
〒380-0928 長野市若里1-18-1(長野県工業技術総合センター3階)
[Tel]026-227-5875 [Fax]026-227-6086
[Email]info[at]nagano-yorozu.go.jp
※[at]は@に置き換えてください
支援を受けて
店舗改装を機に、店のロゴを作りたいと思い相談に乗っていただきました。色々なお話をさせていただく中で「このお店は伝えるということを大切にされているのでロゴに生かしたいですね」と言われ当店が抱く想いや強みを再認識することが出来ました。今は、ロゴを見る度に「こんな店でありたい」と気持ちを新たにしています。
代表 仁科 通 氏
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