公益財団法人長野県産業振興機構

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有機米味噌新商品クラウドファンディングで、180万円超を達成へ

事業者名

有限会社喜多屋醸造店

事業内容

味噌、醤油、調味料 瓶詰め製造・販売

事業者データ

活用した補助金・支援制度等

よろず支援拠点事業

企業の現状及び支援の経緯

岡谷の気候風土を生かした昔ながらの手造り仕込みと地元産原料にこだわり、安心安全で美味しい味噌造りに取り組む味噌蔵です。国産無添加味噌は品評会でも高評価を受け、環境や健康に配慮した有機商品に力を入れています。

味噌業界の実情として、日本人の食生活の変化により味噌離れが進んでいるほか、大手製造メーカーのシェアが非常に大きく、価格競争で不利な小規模の味噌蔵が相次いで廃業せざるを得なくなっています。
そのような状況の中、創業90年という長きにわたって愛されてきた喜多屋醸造店を、現代表の娘2人で事業承継する意志を固め、有機栽培原料にこだわった新ブランドを立ち上げ、PRなど精力的に活動されています。
今後を見据えた喜多屋醸造店のブランディング、味噌姉妹としてのブランディングなどについてご相談を受ける中で、「自然と。有機米みそ」ブランドの新商品(赤味噌)に関するクラウドファンディング挑戦も支援させていただくことになりました。

実施した支援内容

クラウドファンディングプラットフォームであるCAMPFIREのプロジェクトページにおいて、取り組み内容や商品の魅力が、味噌に詳しくない人にもより伝わり、感情に訴え購買動機に繋がりやすくなるような説明の構成、文章、写真などについてアドバイスをさせていただきました。
リターンについては、少しでも高額の支援が集まりやすい価格設定、また小分けで新鮮に味わえる分量のセットなどを提案しました。
さらに、アナログで支援を集めるためのチラシについても、QRコードでプロジェクトページにアクセスする前に、チラシを見るだけで取り組み内容がわかるような表記をアドバイスさせていただきました。

支援の結果及び今後の展開等

同店の味噌愛好者や姉妹を応援する方を中心に、多くの支援を集め、目標金額30万円は開始後わずか2日で達成することができました。その後、今後のブランド展開や販路拡大を見据えたオンラインショップ立ち上げのためのネクストゴール170万円を目指し、最終的には180万円超の資金調達に成功しました。今後も、既存商品の認知向上や味噌姉妹のブランディング、新商品開発など、総合的に継続支援をさせていただきたいと考えています。

担当部署

公益財団法人長野県産業振興機構 長野県よろず支援拠点

〒380-0928 長野市若里1-18-1(長野県工業技術総合センター3階)

[Tel]026-227-5875 [Fax]026-227-6086

[Email]info[at]nagano-yorozu.go.jp

※[at]は@に置き換えてください

支援を受けて

クラウドファンディングで達成経験のあるコーディネーターから、客観的な意見を聞けたり、文章等の表現でプロ視点のアドバイスを受けられたことで、プロジェクトページを見る人に、より伝わりやすくなったと思います。リターンも、より利用者目線に立ったものにすることができました。

長峰 愛

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