公益財団法人長野県産業振興機構

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「ECサイト商品構成見直し」で売上アップ!

事業者名

FOREST BASE

事業内容

小売業:登山、トレッキング用品等

事業者データ

活用した補助金・支援制度等

よろず支援拠点事業

企業の現状及び支援の経緯

山好きが集まれる場所(BASE)を佐久市内で展開しています。日常にも使用できるデザイン、機能性のある物をセレクトし、大型店との差別化を図るためガレージブランドに特化しています。2022年、佐久平駅周辺に登山・トレッキング用品店をOPENしましたが、ホームページ構築やチラシ配布といったプロモーション展開にもかかわらず、集客と売上が不安定でした。そのような中、金融機関の紹介で経営相談会に参加し、既存顧客に対し店舗イメージや商品特性のリサーチを行ったところ、相談者の求める顧客層とホームページで伝えようとしている企業イメージとのギャップが浮き彫りになり、来店する顧客層や需要が不明瞭であることも判明しました。同業他社が近隣にないためのリサーチ難から、仕入れの戦略や商品数量の適正設定が難しく、売上の機会損失が生じていました。課題解決に向けて、同社のペルソナ設定と「強み」の情報発信を強化し、地域に根差した店づくりを提案しました。

実施した支援内容

既存の顧客の声を活かしてペルソナを把握しました。これに基づいたWEB施策とSNS展開を通じて、本来の顧客層にアプローチする効果的な方法を提案しました。具体的には40代~50代の登山・トレッキング愛好者をターゲットに、SEOとMEO対策により、ホームページの検索上位を目指しました。また、SNSを活用し、独自セレクトした商品をアピールし認知度向上を図りました。さらに、ファンづくりのためには、イベント出店や佐久市内の店舗にショップカードやステッカーを配置し、口コミを促進する施策を展開しました。商圏にとらわれず売上を拡大するために、ECサイトの商品構成も見直しました。市場調査から登山・トレッキングのビジネスが拡大トレンドであるため、今後も拡大が見込めます。

支援の結果及び今後の展開等

イベントと口コミによってリピート来店が増加し、ECサイトの改善により売上が拡大中です。今後はUSED部門の導入を計画し、アパレルや山道具の販売を通じて更なる成長を目指しています。また、店の内装・陳列レイアウト変更についてもアドバイスし、店奥まで回遊できるようになり、休憩スタンドの導入により滞在率向上と山に興味のない層の誘致効果も現れています。

担当部署

公益財団法人長野県産業振興機構 長野県よろず支援拠点

〒380-0928 長野市若里1-18-1(長野県工業技術総合センター3階)

[Tel]026-227-5875 [Fax]026-227-6086

[Email]info[at]nagano-yorozu.go.jp

※[at]は@に置き換えてください

支援を受けて

担当のコーディネーターとは、何度かお会いして、的確なアドバイスをいただきました。今後も継続して経営相談会をお願いしたいです。

代表 大工原 孝弘

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