公益財団法人長野県産業振興機構

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開発原価管理の徹底で実現した売上拡大

事業者名

マックスラムオートメーション株式会社

事業内容

産業用装置の設計及び開発

事業者データ

  • 代表者/須田 敏広
  • 所在地/長野市差出南1-2-1
  • 従業員数/10名
  • 連絡先/026-217-5683
  • URL/http://maxramauto.jp/

活用した補助金・支援制度等

よろず支援拠点事業

企業の現状及び支援の経緯

【設計室の様子】

同社は、「常に考える集団」「絶え間ない装置開発」「迅速な対応」を理念に掲げ、プリント基板製造用装置の開発・製造で培った技術を基盤として、自動化・IoT化、ロボット技術の融合を視野に入れ、幅広い分野において革新的な装置開発事業を展開しています。
一方で、経営者は忙しさに比べ収益性が低いことに疑念を抱き、金融機関や長野県信用保証協会を通じて、長野県よろず支援拠点に経営改善に関する相談に至りました。ヒアリングの結果、原価把握の方法が確立されておらず、見積作成は担当者の経験に頼っており、開発にかかった工数管理や開発が難航した際に発生する作業分についてのコスト請求、利益確保と適正な値付け方法、および工数管理体制の確立が課題として挙げられました。

実施した支援内容

【製作装置の一例】

■見積管理の仕組み化による経営改善支援
まず、経営者の見積時の工数想定を明確化することから支援を開始しました。ヒアリングにより、調達品費用・外注費用・メカ設計・エレキ設計の4区分で整理していることを把握し、直近案件を基に工数と経費を分類したフォーマットを作成しました。また、実績入力には「反省」欄を設け、案件ごとに管理する運用を提案し、他の社員でも見積作成が可能となる体制を構築しました。さらに、販管費を反映させるため金融機関と連携し、決算書からチャージ額を算出しました。支援にあたっては、経営者の考えを尊重し、現行の方針を反映した仕組みづくりを重視しました。加えて、設計力を強みとした価格設定と、追加工数の適正請求を助言し、実践的な改善を図りました。

支援の結果及び今後の展開等

■販路拡大と採算管理で収益改善
正確な見積作成と工数管理に加え、商談会への参加などの販路開拓も奏功し、売上・利益ともに向上しました。現在も新規の引き合いが続いており、展示会出展などを通じた販路拡大でさらなる成長が期待されます。また、ホームページ経由でエンジニア採用希望の問い合わせもあり、発信活動が営業だけではなく人材確保にも効果を発揮し、持続的発展が見込まれます。

参画機関

長野信用金庫
長野県信用保証協会

担当部署

公益財団法人長野県産業振興機構 長野県よろず支援拠点

〒380-0928 長野市若里1-18-1(長野県工業技術総合センター3階)

[Tel]026-227-5875 [Fax]026-227-6086

[Email]info[at]nagano-yorozu.go.jp

※[at]は@に置き換えてください

支援を受けて

見積もり方法を明確にしたことで、自社の技術力を客観的に把握できるようになりました。利益を加味した見積に加え、実績と反省を記録することで、他の社員でも見積書の作成が可能な基盤が整い、組織として大きな成果を得ることができました。

代表取締役 須田 敏広

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