支援活用事例
経営戦略フレームワーク基礎セミナーによる実践的支援
企業の現状及び支援の経緯
近年、地域の中小企業は、原材料価格の高騰や価格転嫁の難しさ、賃上げへの対応、人手不足の深刻化といった課題に直面しています。さらに、海外情勢やトランプ大統領の政策動向など、先行きの見通しが立てにくい国際環境も、経営の不透明感を一層強めています。こうした厳しい経営環境の中で、企業が新たな事業に取り組み、各種補助金を活用するためには、しっかりとした事業計画の策定が不可欠です。しかし、実際には「どのように計画を立てればよいのか分からない」「経営戦略の立て方が難しい」といった声も多く聞かれます。
そこで本年度より、地域の中小企業や支援機関を対象に、「経営戦略フレームワーク基礎セミナー」を新たに開催しました。このセミナーでは、経営戦略の基本的な考え方や、代表的なフレームワークの使い方を初心者の方にも分かりやすく解説し、実際の事例紹介や演習を交えながら、どのタイミングでどのフレームワークを活用すればよいのかを学べる内容を計画しました。
実施した支援内容
本セミナーでは、経営戦略の基本的な考え方から、補助金申請に活用できる実践的なスキルまでを学びました。
第1回(基礎編)
経営戦略に関するさまざまなフレームワークの種類や活用事例を紹介しました。さらに、SWOT分析を使ったグループワークを行い、各グループの代表者に発表していただくことで、実践的な理解を深めました。
第2回(実践編)
「Go Tech事業※1」の概要紹介後、「ものづくり補助金※2」をテーマに、申請書作成のポイントを学ぶ実践講習を実施しました。演習では、内閣府が推奨する「経営デザインシート」を活用し、事業構想の整理方法や、説得力のある申請書づくりのコツを身につけました。
※1 Go-Tech事業 : 成長型中小企業等研究開発支援事業(中小企業庁)
※2 ものづくり補助金:ものづくり・商業・サービス生産性向上促進
補助金(中小企業庁)
支援の結果及び今後の展開等
本セミナーは本年度より新たに開始し、これまでに2回開催、延べ33名の方にご参加いただきました。受講者からは「実際の申請にすぐ活用できそう」「フレームワークの使い方がよく理解できた」などの声が寄せられ、好評を得ています。
今後は、参加者アンケートで寄せられたご要望や、企業訪問時に伺ったお悩みを踏まえ、より実践的な内容に取り組んでまいります。具体的には、現場で役立つフレームワークを題材とした実践セミナーの開催や、「Go-Tech事業」や「ものづくり補助金」などの申請に向けた、専門家による個別支援の実施を予定しています。
担当部署
公益財団法人長野県産業振興機構 長野センター
〒380-0928 長野市若里1-18-1(長野県工業技術総合センター3階)
[TEL] 026-225-6650 [FAX] 026-225-6711
[Email] nice-nagano [at] nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください
支援を受けて
◆参加者の声
•SWOT分析の演習で自社の強み・弱みを見える化でき、今後の戦略立案に役立つ具体的な視点が得られました。
•セミナーを通じて、経済産業省所管の補助事業について理解が深まりました。今回は医療法人が対象外であることが分かり残念でしたが、今後の経営戦略を整理するうえで「経営デザインシート」が非常に有用であると実感しました。
•補助金申請においても戦略的な視点が不可欠であることを実感し、経営全体を見直す良い機会となりました。
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