公益財団法人長野県産業振興機構

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培った技術を基に新規技術開発を目指す企業を支援

事業者名

株式会社竹村製作所  

事業内容

不凍水抜栓・不凍水栓柱をはじめとする給水器具の製造・販売

事業者データ

  • 代表者/竹村 勝年
  • 所在地/長野市小島127番地
  • 従業員数/200名
  • 連絡先/026-251-0211
  • URL/https://www.takemura-ss.com/

活用した補助金・支援制度等

地域センター事業(NICE長野コラボネット)
イノベーション創出事業

企業の現状及び支援の経緯

【本社】

同社は、不凍栓のトップシェアメーカーとして、寒冷地での金属加工技術と高い製品開発力を強みに事業を展開してきました。昨今の住宅着工件数の減少や原材料高騰などの厳しい外部環境が続く中で、更なる企業発展を目指し、得意とする技術を応用した新たな事業展開に取組んでいます。その一つとして、これまで従来販路の少なかった西日本地区への進出を図る足掛かりとして今後の成長が見込まれるペット関連市場に着目し、小型ペット用水受けパンの開発を開始しました。
本事業では、社内プロジェクトチームに加え、当機構の企画連携部・長野センターの支援により、イノベーション創出事業を活用した開発を進めることとなりました。当機構は関連情報の共有などを通じて直接・間接的に関わっています。

実施した支援内容

【左:湯水混合不凍水栓柱】               【右:開発品(小型ペット用水受けパン)】

本事業では、製品仕様の検討や開発を進めるにあたり、SWOT分析等による会社の現状の明確化、また社内事業としての位置付け整理などが行われました。長野センターは、事業の状況に応じて情報提供や意見交換を行い、同社が検討を進める際の参考となる視点や考え方を共有しました。
また、同社が参画する当センター主催のNICE長野コラボネットを通じて企業間連携や産学官連携に関する情報に触れる機会を提供し、他社の取組事例や考え方を知る場として活用されました。こうした支援により、自社主導で開発を進めながら、外部の知見を取り入れることができ、新規事業展開が進みました。

支援の結果及び今後の展開等

西日本の利用環境を踏まえた小型ペット用水受けパンの研究・開発が進み、製品は試作完成に達し、現在は製品化に向けた準備が進められています。本製品は、不凍栓で培ってきた技術や製造ノウハウを新分野に展開した取組みであり、令和7年7月には意匠登録も受け、同社にとって新たな市場開拓につながるものです。
また、NICE長野コラボネットを通じて得られた情報や人脈は、今後の製品改良や新たな取組みを検討する際の参考となってゆくことが期待されます。既存事業を基盤としながら、自社主導で新分野に挑戦する取組みとして今回の経験が次の新規開発・販路開拓といった波状効果をもたらすことが期待されています。

 

担当部署

公益財団法人長野県産業振興機構 長野センター

〒380-0928 長野市若里1-18-1(長野県工業技術総合センター3階)
[TEL] 026-225-6650 [FAX] 026-225-6711
[Email] nice-nagano [at] nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください

支援を受けて

不凍栓を主力とする当社にとって、ペット関連分野への展開は新たな挑戦でした。ペット業界の調査からプロトタイプ製作、評価など、これまでとは違った分野に幅広く挑戦することができました。従来の開発ではなかなか得られない“遊び心”を持って自由な発想で取り組むことができたことも良かったと思います。
今後は完成した製品の販売開始に向けた準備を進めるとともに、これまで培ってきた技術を生かしながら、新たな価値創出に取り組んでいきたいと考えています。

営業本部 市場開発担当課長 田中 秀一

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