支援活用事例
持続可能な農業を実現する自動追従運搬車の開発
事業者名
株式会社城南製作所
事業内容
自動車の開閉機構部品(ドアウィンドレギュレーター、フードロック、ヒンジなど)の開発・設計・製造・販売
事業者データ
- 代表者/宮本 聖一
- 所在地/上田市下丸子886番地7
- 従業員数/403名
- 連絡先/0268-41-1600
- URL/http://www.johnan-seisakusho.co.jp/
活用した補助金・支援制度等
ゼロカーボン技術事業化促進事業
ゼロカーボン技術事業化支援補助金
企業の現状及び支援の経緯
同社は、国内シェアトップクラスを誇るドアウインドレギュレーターなどを製造する老舗自動車部品メーカーです。自動車業界が100年に一度の大変革期を迎え先行きが見通せないなか、新規事業として持続可能なスマート農業の実現に取組みました。上田市や東御市では、ワイン用や高級品種のブドウを栽培している農家が数多くありますが、高齢化が進む農家の多くは作業が重労働であることから営農の継続を諦める理由の一つとなっています。そこで、特に負担が大きい収穫・運搬作業を軽減し、加えてエンジン式運搬車よりCO2排出量を圧倒的に少なくできる、農業用電動追従運搬車を開発しました。この追従運搬車はカーボンニュートラルに貢献できることから、ゼロカーボン技術事業化支援補助金を活用いただきました。
実施した支援内容
運搬車が自動で追従しながら収穫・運搬など行うことで、従来の負担が大きく軽減されることが期待されます。そこで、工業技術総合センターを紹介し、モーションキャプチャーを活用して従来の作業方法と自動追従運搬車による作業方法をシミュレーションで比較したところ、約50%の負荷軽減効果があると予測されました。実際の農場において作業を行って比較したところ、農家の方からは「作業が楽になった」「体の負担が軽減された」などの声があり、有効性が確認できました。※個人の感想であり、効果には個人差があります。
支援の結果及び今後の展開等
2025年10月に開催された展示会「農業WEEK」では、開発中の最新モデル「フォローン」が初公開され、デモンストレーションでスムーズな追従機能を体感してもらいました。また、農林水産省の「開発供給実施計画」の認定や令和6年度補正予算「スマート農業技術の開発・供給に関する事業」による生物系特定産業技術研究支援センターからの委託試験研究、信州大学繊維学部との共同研究など進化を続けており、今後のフォローンに期待しています。
参画機関
長野県工業技術総合センター
国立大学法人信州大学繊維学部
農研機構生物系特定産業技術研究支援センター
農林水産省
担当部署
公益財団法人長野県産業振興機構 グリーンイノベーション推進部
〒380-0928 長野市若里1-18-1(長野県工業技術総合センター3階)
[Tel]026-217-1634 [Fax] 026-226-8838
[Email]green-innv[at]nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください
支援を受けて
開発初期段階において社内予算の確保が十分でない中、多大なるご支援により補助制度の採択を受け、実証機を製作することができました。農家の皆様に実際にご使用いただき、多くの有益な助言を頂戴することで開発が大きく加速したと感じております。今後も貴機構をはじめ関係機関と連携し、社会実装を目指してまいります。
事業推進二課 課長 近藤 剛 氏
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