公益財団法人長野県産業振興機構

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ハイブリッド講演会「定置型2次電池の開発動向と社会実装へ向けて」 (12月21日) のご案内

セミナー・講座
受付終了

更新日:2023.11.01

 (公財)長野県産業振興機構 諏訪センター 環境エネルギー研究会 では、”定置型2次電池の開発動向と社会実装へ向けて”と題してハイブリッド形式で講演会を開催します。

 エネルギー安全保障やカーボンニュートラルの実現に向けて、日本は再生可能エネルギー導入を進めておりますが、既に太陽光発電電力の買取価格が条件によっては0円近くなったり、出力抑制も発生する等、今後の再生可能エネルギーの導入拡大において、エネルギーの平滑化は緊急の課題とも言えます。
 本講演会では、再生可能エネルギーの平滑化だけでなく地域の緊急補助電源としても活用可能な、高コストパフォーマンス大容量2次電池という視点で、「定置型2次電池の開発動向から、今後の社会実装に向けて」と題して、日本での先端的な取り組みをされている4名の方をお招きし、参加者の皆様に理解を深めていただくとともに、長野・諏訪地域への実装に向けた取り組みへのきっかけになればと考えております。
 お誘い合わせてご参加いただければ幸いです。

令和5年度 環境エネルギー研究会 講演会
定置型2次電池の開発動向と社会実装へ向けて」

   令和5年12月21日(木)13:00~17:30 含む名刺交換会
   テクノプラザおかや 及び Zoomによるオンライン配信
対象者 : 定置型2次電池に関心のある長野県内外の企業・学校・機関の皆様
参加費 : 無料
主 催 : (公財)長野県産業振興機構 諏訪センター

 
〔講演会次第〕

No時間演題
13:00~13:10開会のあいさつ:
  (公財)長野県産業振興機構 諏訪センター長 垣内 健児 
13:10~14:00講演1:「定置型2次電池の技術動向と水系蓄電池の可能性」
  公立諏訪東京理科大学 工学部 機械電気工学科
  准教授 小川 賢 様
14:10~15:00講演2:
「再生可能エネルギーの安定化に役立つ非常に大きな蓄電容量を持つNAS電池の特徴、事業状況等、また、開発中の亜鉛二次電池との比較、将来展望」
  日本ガイシ株式会社 NV推進本部 ビジネスクリエーション バッテリーソリューション
  主任 坂東 克起 様
15:10~15:50講演3:
「日本触媒のコア技術であるセパレータ、及び亜鉛電池に関する技術開発」
  株式会社 日本触媒 コーポレート研究本部・研究センター
  アシスタントマネージャー 原田 弘子 様
16:00~16:50講演4:
「フロー型亜鉛空気電池の開発と展望」
  シャープ株式会社 研究開発本部 グリーンイノベーション&デバイス研究所 第二研究室
  課長 吉田 章人 様
17:00~17:30閉会・事務連絡:
  (公財)長野県産業振興機構 諏訪センター 延谷 力
名刺交換会(飲食無し)
   ※各講演の間の10分間で質疑及び休憩。
   ※プログラムは変更になる場合があります。その際にはご了承下さい。

〔講演概要〕
【講演1】定置型2次電池の技術動向と水系蓄電池の可能性

 拡大する蓄電池市場の中で古い蓄電池と揶揄されがちな水系蓄電池について、現在の市場動向や使い続けられる利点について触れ、小型・軽量がそれほど求められない定置用途に対して古典的な水系電池が活用できる可能性についてご講演していただきます。

<講演者紹介>  小川 賢 様
   公立諏訪東京理科大学 工学部 機械電気工学科 准教授
【略歴】出身地 栃木県
   2007年:東北大学大学院工学研究科電気通信工学科修了 博士(工学)
   2007年~2012年:セイコーエプソン株式会社
   2012年~2022年:株式会社日本触媒
   2022年~現在:公立諏訪東京理科大学 機械電気工学科 准教授

 
【講演2】再生可能エネルギーの安定化に役立つ非常に大きな蓄電容量を持つNAS電池の特徴、事業状況等、また、開発中の亜鉛二次電池との比較、将来展望

 NAS電池を活用した事業状況や、開発中の亜鉛二次電池との比較や住み分けについて下記内容でご講演していただきます。
 ・NAS電池の紹介 
 ・NAS電池を活用した事業紹介 
 ・NAS電池と亜鉛二次電池の比較と住み分け

<講演者紹介> 坂東 克起 様
   日本ガイシ株式会社 NV推進本部 ビジネスクリエーション
    バッテリーソリューション 主任
【略歴】出身地:奈良県
   2017年:北海道大学農学部森林科学科卒業
   2017年:鉄鋼専門商社
   2018年~22年:水処理, 石油・石化プロセス, 紙パルプ関連薬剤販売会社
   2022年~現在:日本ガイシ株式会社


【講演3】日本触媒のコア技術であるセパレータ、及び 亜鉛電池に関する技術開発

 セパレータ技術・亜鉛電池の開発を通した日本触媒様の取り組みについて下記内容でご講演していただきます。
 ・なぜ亜鉛蓄電池なのか?    
 ・二次電池化応用への課題 
 ・亜鉛蓄電池向けセパレータ技術
 ・様々な亜鉛蓄電池の特徴と課題 
 ・日本触媒の取り組みについて

<講演者紹介> 原田 弘子 様
   株式会社 日本触媒
コーポレート研究本部・研究センター アシスタントマネージャー 
【略歴】
 出身地:奈良県
   1994年:奈良工業高等専門学校 化学工学科卒業
   1994年~現在:株式会社 日本触媒


【講演4】フロー型亜鉛空気電池の開発と展望

 大容量かつ高い安全性を有しベースメタルである亜鉛を用いた次世代蓄電技術であるフロー型亜鉛空気電池の開発状況および展望について下記内容でご講演していただきます。
 ・開発の背景 
 ・亜鉛空気電池について 
 ・フロー型亜鉛空気電池の開発状況 
 ・今後の展望

<講演者紹介> 吉田 章人 様
   シャープ株式会社 研究開発本部 
    グリーンイノベーション&デバイス研究所 第二研究室 課長
【略歴】 
   2000年:大阪大学大学院工学研究科精密科学修士課程修了
       シャープ株式会社に入社
   2002~2008年:地球環境産業技術研究機構へ出向、
       バイオ水素生成技術の研究開発に従事
   2008年:東京大学大学院農学生命科学研究科修了、博士(農学)
       その後、蓄エネルギー技術の研究開発を開始
   2015年~現在:亜鉛空気電池の研究開発に従事、現職に至る

〔パンフレットはこちらから〕

〔お問い合わせ先〕
  公益財団法人 長野県産業振興機構 諏訪センター(担当:延谷)
     TEL : 0266-53-6000(内線2665)
     e-mail:nice-suwa(★)nice-o.or.jp
  (迷惑メール対策のため、@を(★)に置き換えてあります。
   メールを送られる際は(★)を@に置き換えてお送りください。)

〔参加申し込み方法
  12月14日(木)までに、下記フォームからお申込み下さい。
  定員になり次第締め切らせていただきます。

 リモート参加を申し込まれた方へは12月18日中に参加URLをメールにてお送りします。
 12月19日になっても案内が届いていない場合は下記までご連絡ください。
 会場参加の方は、特別の連絡がない限りは、当日開始10分前までに会場にお越し下さい。


〔リモート参加をお申込みの皆様へのお願い〕
※「Zoom」サービスを利用致します。
※ 高速通信が可能なインターネットにつながる環境でのご参加をお願いします。
※ 参加方法はお申込み後メールにてご案内しますので、リンク先よりご参加をお願い致します。
※ 開演前に接続及びオーディオの設定を事前にご確認下さい。
※ 接続トラブルに関しては、基本的に対応できませんので、ご了承ください。
※ 複数人での参加される場合は複数名での申し込みをお願いします。
※ 講演会の資料、動画および音声等に係る権利は著作権法によって保護されており、複製、転載、配布等の一切の行為は禁止されています。
※ ご質問がある場合は、講演終了までに、チャットへ入力してください。
  時間の都合上、回答が後日となる場合があります点ご了承ください。

以上

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