支援活用事例
「航空機産業 品質保証まるわかりセミナー」に参加して品質保証スキルを習得
活用した補助金・支援制度等
航空機産業支援機能強化事業
企業の現状及び支援の経緯
航空機産業においては、強固な品質保証・品質管理体制の構築が求められています。 この現状に対応するために、航空機部品製造に係る品質保証の運用に従事する人材を育成することが必須となっています。
本セミナーは、受注から製造、検査、出荷までの一連の生産活動における品質保証の実務について、ワークショップ形式で、模型飛行機を使い、製造~検査~出荷を模擬体験しながら習得することを目的として開催しています。
実施した支援内容
航空機部品製造に必要な品質計画書や作業手順書等の、品質を保証した生産活動に必要な書類の解説と、その作成演習(ワークショップ)が行われました。さらに本研修のために設計された模型飛行機の製造と検査を行うなど、全2日間にわたる具体的なカリキュラムを通して、顧客要求事項レビュー、受注、工程設計、製造、検査、 出荷までの一連の品質保証活用の基本を理解し、 実践できるスキルを養うことができました。
日時:令和5年11月9日(木)~10日(金) 2日間
会場:エス・バード 会議室
講師:名古屋品証研株式会社 原田直弥氏、海老澤勉氏、日坂勉氏
講義内容:要件のレビュー、運用のリスクマネジメント、プロジェクト品質管理、工程表、作業手順書、検査指示票、不適合品の処置、購買、検査記録/FAI、製造、成績書、フライトテスト、まとめ
支援の結果及び今後の展開等
NAGANO航空宇宙産業クラスターネットに参画している企業6社9名の方が受講されました。
業務多忙の中、ワークショップもあり大変だったと思いますが、有意義で実践的な内容だったため、途中脱落される方もなく、全員最後まで受講されました。
受講された方からのアンケート結果の総合評点では、“期待以上”および“期待どおり”が8割あり、本研修に対して受講者の高い満足度が示されました。
アンケート回答からは、本セミナーの受講によって品質保証の一連の基本的プロセスおよび指示書、手順書に従って行っている日常業務の目的と意味を理解したこと、ならびに潜在的不具合を有する部品使用がもたらす悪影響などの、品質保証上の重要事項の理解が促進されたことがうかがえました。
担当部署
公益財団法人長野県産業振興機構 航空機産業支援センター
〒395-0111 飯田市座光寺3349-1(エス・バードB棟3F)
[TEL]0265-49-8047 [FAX]0265-49-8048
[E-mail]aerospace [at] nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください
支援を受けて
◆参加者の声
・テキスト、教材の完成度が高く、内容が充実してよくできたセミナーでした。 もっと早く受講すれば良かったと思います。
・全体的に解りやすく、品質保証の基本について理解することができて良かったと思います。
・設計業務に携わっているが、他の業務分野の事を理解できて良かったと思います。
・今後も品質保証に係る講座があれば受講したいと思います。
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