公益財団法人長野県産業振興機構

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「ワンちゃんにもあげられる」県内初!商品誕生ストーリー

事業者名

go.goat(ゴーゴート)

事業内容

犬と一緒に食べられる食品の製造販売

事業者データ

活用した補助金・支援制度等

消費財マーケティング力強化事業
消費財国内販路開拓支援事業(長野県産品商談会・おいしい信州ふーど発掘商談会)

企業の現状及び支援の経緯

令和4年10月、同社は規格外の地域食材を使用した「ちょっと贅沢な一皿」をコンセプトに、冷凍のおつまみや惣菜の販売でスタートしました。
春先にキャンプ場で試食販売をした際に、愛犬家の「ワンちゃんと一緒に食べたい」という声にヒントを得て、犬と一緒に食べられる新たな商品を考案し、6月の長野県産品商談会に参加しました。
出展時には「冷凍品ではなく、常温品だったら良いんだけどね」という要望をバイヤーから多数いただいため、代表者から常温商品の開発に是非協力して欲しいと打診があり、ペットフードではない「ワンちゃんにもあげられる」常温食品の開発支援を行いました。

実施した支援内容

常温商品の加工技術に関しては、長野県工業技術総合センター加工食品部を紹介しました。同センター担当者の支援の下、りんごのドライフルーツ2種とじゃがいものニョッキ種を開発しました。
特にりんご製品の一つである「ヴィンテージアップル」は、賞味期限が180日という優れた優位性を備え、独自の製造方法で長期熟成させた芳醇な味わいが特徴で、今までのドライフルーツにはない食感と味わいを実現しました。また、ドッグフードではなく「犬と一緒に食べられる食品」は県内で前例がなかったため、INPIT 長野県知財総合支援窓口のアドバイザーに相談し、「ワンちゃんにもあげられる」というフレーズを商標登録するよう、アドバイスを受けました。
その結果、県内初の「人と愛犬が一緒に味わうことができる」商品が誕生したことが話題を呼び、11月上旬には信濃毎日新聞にも掲載されました。

支援の結果及び今後の展開等

12月にパッケージを一新し、新商品の販売がスタートしました。
9月のおいしい信州ふーど発掘商談会in東京で成約した東京の高質スーパーマーケットに、卸会社を通じての取引が開始となりました。
また、6月の長野県産品商談会で成約した既存取引先にも、継続して常温商品のお取り扱いをいただいています。今後も精力的に、ペット同伴可能な県内観光地やドッグランのあるカフェ、高速道路のSA・PA、駅や空港の売店など、ターゲットを絞り込んだ販路拡大を支援していきます。

参画機関

長野県工業技術総合センター 食品技術部門
INPIT 長野県知財総合支援窓口((一社)長野県発明協会)

担当部署

公益財団法人長野県産業振興機構 マーケティング支援部

〒380-8570 長野市南長野幅下692-2(長野県庁5階 長野県営業本部)
[TEL] 026-235-7246 [FAX] 026-235-7387
[Email] hanro [at] nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください

支援を受けて

常温の商品開発に関しては未経験で知識が無い中、知財や加工技術の専門家をご紹介いただき、親身に相談に乗っていただきながら商品を完成することができました。更なる販路拡大を進められることに心から感謝しております。

代表 八木 一美

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