支援活用事例
動画制作で若者の地元就職を応援 ~企業の人手不足にも効果発揮~
事業者名
株式会社OWL
事業内容
地域企業の魅力発信動画及び社内教育用動画制作、動画のプラットフォーム運営
事業者データ
- 代表者/宮嶋拓郎
- 所在地/長野市長野東町146-3 東町ベース1F
- 従業員数/2名
- 連絡先/080-7842-4105
- URL/https://owl-inc.ne.jp/
活用した補助金・支援制度等
長野県ソーシャル・ビジネス創業支援金
企業の現状及び支援の経緯
同社は、令和5年に設立し、就職率安定や人手不足対策として、企業の事業内容のPR動画や、社内教育用マニュアル動画の制作を行っています。創業後PRのため『産業フェアin信州』に出展を行いました。今後は、求人企業と求職者をマッチングするプラットフォームを運営し、企業の魅力をより深掘りして伝え、地方中小企業の就職率安定を目指しており、プラットフォームの作成・運営の推進が課題となっています。代表者が、創業について思考している際に、長野県ソーシャル・ビジネス創業支援金を知り、相談いただいたことで、伴走支援員による申請に向けた支援を行うようになりました。併せて、代表者は長野商工会議所の広域専門指導員にも相談しており、多機関からの支援で事業の内容をブラッシュアップをしていきました。
実施した支援内容
代表者から最初に相談を受けた際にアドバイスを行った内容は、「動画制作だけでなく、地域の課題解決の部分をもう少し掘り下げた方が良いのではないか」ということです。当支援金は、地域の課題をビジネスの手法で解決するという目的があるため、当初の事業内容だけではなく、地域の課題解決の要素を含める必要があります。長野商工会議所の広域専門指導員も同意見であり、3者の打合せの結果、若者が希望する企業の動画がすぐに閲覧できるプラットフォームを作成・運営することも事業に含めることになりました。また、企業における人材教育のマニュアル動画作成も教育係の不足等の観点から人材不足対策として位置づけることにしました。
支援の結果及び今後の展開等
当初の事業計画は、企業の動画制作のみでしたが、最終的に事業の3本柱を立てることができました。 それは、1.地域企業の魅力プロモーション動画制作 、2.社内教育用マニュアル動画制作 、3.地域企業の採用プラットフォームの作成・運用です。伴走支援員や支援機関からの助言を受け入れていただき、事業内容を再考いただいたことで、令和5年長野県ソーシャル・ビジネス創業支援金の採択者となりました。今後は、県内企業と連携し、PR活動に力を入れ、3本柱を基軸に事業展開を推進していかれる方針です。
担当部署
公益財団法人長野県産業振興機構 経営支援部
〒380-0928 長野市若里1-18-1(長野県工業技術総合センター3階)
[TEL] 026-227-5028 [FAX] 026-227-6086
[Email] keieishien [at] nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください
支援を受けて
創業期の金銭的な補助に加え、支援員さんの伴走支援により、創業前に計画していた事業内容に対してあらゆる角度から意見をもらい、事業内容をブラッシュアップしながら創業できることが、本支援事業の最も価値のある部分だと思います。
事業をより良くしていくためには、自分以外の視点が必要であり、支援員さんがその役割を担ってくれたことで、創業期の不安が解消されました。
代表取締役 宮嶋 拓郎 氏
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