公益財団法人長野県産業振興機構

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2人訪問看護で地域を元気にする

事業者名

合同会社オリーヴ

事業内容

訪問看護ステーション(医療・介護・精神)

事業者データ

  • 代表者/小出 真理子
  • 所在地/飯田市毛賀1627
  • 従業員数/6名
  • 連絡先/0265-54-1553
  • URL/https://olive.bona.jp/

活用した補助金・支援制度等

長野県ソーシャル・ビジネス創業支援金

企業の現状及び支援の経緯

同社は、看護師が訪問看護ステーションで働きやすい体制を整え、地域の医療に貢献することを目指して、令和5年に創業しました。経験年数に関係なく原則2人での訪問看護を提供し、職員の心理的・身体的負担を軽減しながら教育と指導ができる体制を組み、患者だけではなく家族の支援をすることも特徴です。地域医療機関連携も行っており、担当医と患者を情報連携するインターネットシステムの利用も評価されています。事業を開始するにあたり、資金援助として「長野県ソーシャル・ビジネス創業支援金」を活用すべく申請支援相談があり、伴走支援員による支援を開始しました。

実施した支援内容

【専門知識豊富な事業計画作成責任者】

まずは、支援金応募について、支援金の趣旨(特に地域課題解決とは)の説明と申請書等の記載ポイント説明の面談を行いました。(例:文章説明ではなく、見やすい表にまとめる。少ないページで見て理解しやすい申請書作成等)また、事業計画書には事業説明を主に記載し、創業に至る経緯等は面接時にプレゼンを行う構成で作成するよう助言を行いました。当初より創業目的が明確であり、経験豊富なスタッフ体制の準備も整っていたこと、また面談でのポイントを把握いただいた上での事業計画書作成に着手していたため、大きな修正は不要でした。しかし、専門用語の使用が目立ったため、審査員等の皆様に理解・支援してもらいやすくなるよう説明用語の補足を追加するようアドバイスを行いました。

支援の結果及び今後の展開等

【2名でのオンライン診療支援】

ポイントを押さえて申請いただいたことで、令和5年の長野県ソーシャル・ビジネス創業支援金の採択者となりました。また10月には、支援金申請時の計画書を基に『飯田市起業家ビジネスプランコンペティション』〈起業家部門〉に応募し、最優秀賞を受賞されました。地域での認知度も高まり、同社への期待も大きくなっています。今後は、常勤4名、月80件/人を目標とし、更に企業内での介護離職が問題化されている会社向けに労働環境改善提案とワークライフバランス推進のアドバイスを行い、介護しながら就労継続できるよう従業員と企業の架け橋となるサポート展開を計画しています。また、超高齢社会の南信地域で受診困難者に対応できるよう、オンライン診療の補助の活用を予定されています。

担当部署

公益財団法人長野県産業振興機構 経営支援部

〒380-0928 長野市若里1-18-1(長野県工業技術総合センター3階)
[TEL] 026-227-5028 [FAX] 026-227-6086
[Email] keieishien [at] nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください

支援を受けて

私にとって起業は、大きな挑戦で課題に向けた熱意が大きく視野が狭くなりがちでした。内容をわかりやすくプレゼンすることの大切さをご指導いただきありがたかったです。支援当初は、数回のやり取りで書類提出するのだろうと思っていましたが、想像以上の回数のやり取りをしていただけた伴走支援は大変心強かったです。支援金は訪問看護の備品や人件費に使用しました。大変感謝しています。

代表 小出 真理子

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