
支援活用事例
事業承継計画策定支援を機会に今後の事業展開・方向性を整理・明確化
事業者名
有限会社 昭和
事業内容
クリーニング業
事業者データ
- 代表者/中村 広信
- 所在地/松本市元町1-1-28
- 従業員数/32名
- 連絡先/0263-33-4667
- URL/https://cleaning-showa.jp/
活用した補助金・支援制度等
事業承継専門家派遣
企業の現状及び支援の経緯
昭和6年創業のクリーニング店、松本に本社を置き、中南信地域を中心に多店舗展開しています。
前社長は76歳となり、コロナ禍での業績低下、業界の先行き不透明、自身の健康不安もあり第三者承継も含めて長野県事業承継・引継ぎ支援センターに相談し検討していた際、長男広信氏が承継することを決断、親族内承継として相談を受けたコーディネーターは面談により事業承継に向けての同社の課題を洗い出し、対応方法についてアドバイスを行いました。
コーディネーターは同社の課題解決のため、専門家とのディスカッションを通してSWOT分析等も行う中で、今後の事業展開を考えていくことが必要かつ効果的であると判断し、専門家派遣による事業承継計画策定支援を提案しました。

実施した支援内容

SWOT分析、バリューチェーン(同社が提供する付加価値)の確認、経営業務の棚卸、店舗別損益の確認等により、同社の現状について事業分析、財務分析を実施しました。
同社の将来の見通し、グループ3社も含めた今後の事業体制の見直しについてアドバイスを行うとともに、本社の事業承継の進め方、売上・損益目標の明示、株式の移転方法等について、専門家とのディスカッション、アドバイスを受けて事業承継計画の策定を支援しました。
支援の結果及び今後の展開等
ディスカッションを重ねる中で、令和6年8月期決算後の定時株主総会で専務取締役の長男を代表取締役とする方針を決定し、前社長は取締役顧問として引続き後継者のサポートを行うこととしました。
親子間では向き合って承継について話をする機会が中々持てないので、事業承継計画策定支援を通じた検討・ディスカッションは、親族間での目線合わせ、情報共有、引継ぎの良い機会になりました。

担当部署
公益財団法人長野県産業振興機構 長野県事業承継・引継ぎ支援センター
〒380-0928 長野市若里1-18-1(長野県工業技術総合センター3階)
[TEL] 026-219-3825 [FAX] 026-219-3826
[Email] hikitsugi [at] nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください
支援を受けて
父親から代表の引き継ぎを検討し始めたタイミングで、コロナが流行し始めました。今までに経験したことのない状況に、承継もうやむやになっておりました。身内だけでは、先延ばしになってしまう状況の中、承継支援をいただいたことで、無事に引継ぎを終えることができました。この度は、ご支援いただきありがとうございました。
代表取締役社長 中村 広信 氏
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