
支援活用事例
事業承継計画策定で芽生えた後継者の自覚
事業者名
アシストプラン株式会社
事業内容
情報通信業 自動車整備工場向けソフト開発
事業者データ
- 代表者/飯田 岩雄
- 所在地/長野市吉田4丁目19番19号
- 従業員数/20名
- 連絡先/026-213-0022
- URL/https://www.assistplan.jp/
活用した補助金・支援制度等
事業承継専門家派遣
企業の現状及び支援の経緯
同社は1995年(平成7年)、現代表と現専務が、自動車整備業界向けコンピューターソフトウェアの開発・販売、自動車板金業界向け見積システムの販売、各種システムの開発・販売業として創業しました。現在、従業員20名、長野本社、名古屋支店、秋田・埼玉・静岡・新潟・石川に営業所を配置しています。
創業より同社で開発するシステムは、利用者の視点に立って開発されているとの評判であり、業容も順調に拡大してきました。
現代表が65歳となり、70歳(令和11年)を目途に長男への承継を摸索していたことから、取引金融機関に相談し、長野県事業承継・引継ぎ支援センターへの相談取次となりました。
同社は、創業時から社長、専務による二頭体制で業容拡大を図ってきており、持ち株比率も同一であり、それぞれの長男への事業承継とその後の資本政策や経営権をどうしていくのかが課題と考えられました。
相談を受けたエリアコーディーネーターは、代表、専務、後継者である代表長男智也氏、専務長男雄暉氏と面談し事業承継に向けての課題を見える化しました。

実施した支援内容

代表、専務のそれぞれ長男が同社に勤務しており、次期後継者となることから、今後の資本政策・株式移転方針をどうするのか、専門家(税理士)を派遣し、代表、専務、各々の後継者、専門家が参加する形で事業承継計画の策定支援を実施しました。
事業承継計画を策定する中でSWOT分析を実施し、同社の強みや経営課題を洗い出したほか、事業承継を機にさらに会社を成長、発展させるための「基本方針」を確認すると同時に、現経営陣が退任までにやっておく課題と、後継者である代表長男と専務長男が次世代の経営を担うために更なる連携強化を目指すことを確認しました。
支援の結果及び今後の展開等
専門家派遣事業を実施した結果、代表、専務、各々の後継者共に事業承継に向けての課題認識の共有化が図れ、今後の経営方針のベクトル合わせができました。
事業承継計画策定により、資本政策、株式移転・集約に向けた方針が明確となり、承継に向け取り組むべきことが整理できたと同時に、後継者二人の承継に向けた覚悟ができました。

担当部署
公益財団法人長野県産業振興機構 長野県事業承継・引継ぎ支援センター
〒380-0928 長野市若里1-18-1(長野県工業技術総合センター3階)
[TEL] 026-219-3825 [FAX] 026-219-3826
[Email] hikitsugi [at] nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください
支援を受けて
事業承継についてまだまだ先の話と考えておりましたが、事業承継・引継ぎ支援センターのコーディネーターや専門家派遣の税理士の先生にご指導・ご支援をいただき、具体的な事業承継計画が策定できました。おかげさまで後継者と経営方針の共有ができ、今後の事業承継が具現化できました。
代表取締役 飯田 岩雄 氏
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