支援活用事例
プレスフィット端子の製品化に挑戦!
事業者名
株式会社南信精機製作所
事業内容
・車載用電子部品及びMicroMotor用各種整流子の設計製造販売
・プレス金型、プラスチック金型、製造検査設備の設計と製作
事業者データ
- 代表者/片桐 良晃
- 所在地/上伊那郡飯島町七久保815番地
- 従業員数/240名
- 連絡先/0265-86-3215
- URL/https://www.nanshinss.co.jp/
活用した補助金・支援制度等
自動車部品サプライヤー事業転換支援事業(ミカタプロジェクト)
ものづくり国内販路開拓強化事業(技術提案商談会)
企業の現状及び支援の経緯
同社は、主に車載用電子部品及びMicroMotor用各種整流子の設計・製造・販売を行っており、精密プレスと精密プラスチックをモジュール化した精密電子部品を得意としています。車載用電子部品としては、車載用コネクターなどを日系企業のみならず海外の自動車メーカーに納入しており、電子部品の製造のすべてを自社で完結できる体制により、世界が求める高品質、安定量産、低価格等を実現しています。
そのような中、新たな取組みとして、環境配慮型の部品であるプレスフィット端子(はんだを使わずに基板に圧入方式で接続する端子)の需要増を受け、製品化を目指すも手探り状態であったため、ミカタプロジェクトの長野拠点に相談がありました。
実施した支援内容
プレスフィット端子の技術要件や金型構造、製造条件などの知見が不足していたため、ミカタプロジェクトの専門家派遣を活用し、技術的な課題解決の取組みを始めました。当拠点を通じて紹介した専門家により、端子の機能面に関する品質要求等を調査するとともに、端子のプレス加工に関する情報や製造に関する特許情報等の提供を行いました。
また、調査等の結果を踏まえ、技術・品質標準であるIPC(国際エレクトロニクス協会)の規格を紹介し、同社で規格書を入手、課題であった物性や信頼性の評価基準を確認しました。
支援の結果及び今後の展開等
同社において、プレスフィット端子現品の観察や金型部品の強度解析、IPC規格の評価基準等を参考に、簡易プレス型を製作しました。その後、試作と評価の反復により、製造技術に対する知見と機能・品質等に関する情報を収集しました。これらの取組みの結果、量産仕様の金型の製作や主要顧客への製品サンプル提供等まで進捗しました。
今後は、営業活動による顧客への採用提案等を通じて、新規受注・量産化など具体的な成果を積み上げ、新製品の事業化を目指していきます。併せて、自動車関連展示会や商談会等による販路拡大を実施していく予定です。
また、同社は、ミカタプロジェクトのモビリティ・イノベーション・フォーラム(2月19日開催、東京)にて、優れた取り組みを行ったサプライヤーとして、【優秀賞】を受賞しました。
担当部署
公益財団法人長野県産業振興機構 企画連携部
(自動車部品サプライヤー事業転換支援事業)
〒380-0928 長野市若里1-18-1(長野県工業技術総合センター3階)
[TEL] 026-227-5803 [FAX] 026-227-8838
[Email] automo[at]nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください
支援を受けて
製品化に挑戦したプレスフィット端子について、早い段階で基本形状の確立には至りましたが、一方で、製造技術面や寸法以外の品質要求に対する認識が十分とは言えず、課題が残りました。
そこでミカタプロジェクトの専門家にご助力いただき、品質要求の整理および技術的な改善に取組みました。
その結果、お客様からご評価いただける水準まで完成度を高めることができました。
現在は、製品サンプルの提供を含む営業活動を進めています。
技術部 設計開発課 課長 加藤 和哉 氏
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