
支援活用事例
自動車部品メーカーへ技術提案商談会で自社技術を直接アピール
事業者名
信州吉野電機株式会社
事業内容
プレス金型、エンジニアリングプラスチック金型の設計・製作、精密プレス部品の生産、同エンジニアリングプラスチック部品の生産、組立
事業者データ
- 代表者/代表取締役 吉野智胤
- 所在地/塩尻市広丘高出1971
- 従業員数/84名
- 連絡先/0263-54-1003
- URL/https://www.syd-tech.jp/
活用した補助金・支援制度等
技術提案商談会事業(ものづくり国内販路開拓強化事業)
企業の現状及び支援の経緯

同社は、エンジニアリングプラスチックと精密プレスの開発・生産、自社開発した生産管理システムやFA機器の内製化など、独創的なアイデアで挑戦し続けてきました。「情熱」・「独創」・「実行」の企業理念に掲げるこの姿勢を大切に、「技術開発提案型企業」としてモノづくりを通し、お客様の驚きと感動を追求している企業です。
主要生産品は、プレス金型・樹脂成形金型、金属プレス部品、樹脂成形部品、金属インサート成形部品等であり、自動車産業向けの品質マネジメントシステムであるISO 16949を認証取得し自動車部品メーカーへの売上を伸ばしています。
今回は、愛知県にあるトヨタ系自動車部品メーカーであるA社が、今後のEV化に向けた新規部品案件のパートナーとなる企業を長野県で探索できる「技術提案商談会」に参加しました。同社はこの機会を活用し新たな新規顧客開拓を目指しました。
実施した支援内容

今回のA社向け技術提案商談会での商談形式は、工場見学+対面個別商談形式であり、A社の担当者5名が長野県へ来県され、当機構が同社へのアテンドを行いました。事前準備として同社には参加手引書を送付し、準備すべき事項、当日の商談の流れなどを案内しました。
A社に対しては、当機構から同社の会社案内を事前に送付し訪問前に事業内容を確認していただいたため、商談会当日の工場見学および商談の中でスムーズな質疑応答が実施できました。また工場見学および対面個別商談を効率よく行えるように進行の取りまとめに努めました。
支援の結果及び今後の展開等

商談会では、A社が求める樹脂インサート成形加工に関する参考図面に対して加工対応が可能であることが確認できました。
同社は商談会から3週間後にA社を訪問し、改めて会社紹介および技術打合せをした結果、秘密保持契約書の取り交わしを行い、見積図面およびサンプルを受領して4種類の見積依頼をいただくことができました。
その後、再度訪問して打合せを行い、見積回答の内容説明を行っています。
これまでの打合せにより同社の得意分野も把握していただくことができ、今後のその他発注案件についても提示をいただける見込みが立っています。取引開始に向けて、今後もA社との商談を継続していく予定です。
担当部署
公益財団法人 長野県産業振興機構 マーケティング支援部
〒380-0928 長野市若里1-18-1(長野県工業技術総合センター3階)
[TEL] 026-227-5013 [FAX] 026-228-2867
[Email] matching [at] nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください
支援を受けて
支援による商談は、顧客と同機構の信頼関係が基にあることから円滑です。弊社の新規顧客開拓を効率的に進めることに寄与してくれるとともに、広範にPRの機会を与えていただけると認識しています。
また、商談会のセッティングや議事進行のフォローにより、初見対応の緊張感も和らぐこともポイントです。
紹介いただいた事案が受注につながるよう努めますので、今後ともよろしくお引き立てをお願いします。
技術部 次長 仁平 豪 氏
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